いろんな意味で最終日

というわけで、明日大いなる人生の区切りを迎えるため、この日記も閉じさせていただきたいと思います。足掛け2年半っすか。結構間も抜けましたが、まぁまぁ良く続いたかなと思います。

ちなみに、修士の時から読み返すと(読み返してませんが)微妙ではありますが、文体に違いが(たぶん自分にしかわからない)あります。少なからずいろんな人からの影響を受けた結果っすね。たぶん今度(いつになるかわかりませんが)書くときはまた違った言い回しになったりしてるんでしょうね。そういう意味で、Sみっちの日記期待してまっせ!

と言う訳で、長きにわたりこんな駄文を読んでくださった方、どうもありがとうございました。

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メリーランド最終日

そんなわけで、木曜の朝のフライトで戻ってくる予定だったのですが、なんとそのフライトがキャンセルに!バルチモアでは一度痛い目にあっているので3時間前に行ったのですがそれもむなしくキャンセル。かなり納得が行かないのでいろいろ抵抗しましたが、天候って事でしぶしぶ納得。

と思いきや突っ込んで聞いてみると、どうもシカゴの滑走路の状態がよくないので、到着便を間引いて運行するという事になり、それに当たってしまったとの事。な、納得いかねぇ。だったらスケジュール遅らせて運行してくれ!SEってのは何の為にいるんだい?と、言いたかったがぐっとこらえる。

ちなみに、去年も帰る時に突然キャンセルとかありましたが、すでにチェックインしてあって中に入っていたので、なんとかねじこんで帰れました。今回はチェックインの前だったので、それもかなわず。しかもそんな理由にもかかわらず、ホテル代も出ませんでした。ひどいぜUnited。

そんなわけで、木曜は一日ホテルで寝てました。

で、次の日は4時間前に空港に行って、まぁ今回はサンフランシスコ経由にして何事も無く帰ってこれました。

しかし、トラブル中のUnitedの対応が非常に悪く、偶然軍隊さん達の一行と重なってしまった事もあるのですが、カウンターに全然人がいない(なのに並べと言われる)。むかついてFirstの所に並びましたがそこも人がいない。結局30分ぐらい待たされている間にひょっとしたらいけたかもしれないサンフランシスコ便が行ってしまいました。経費削減かもしれませんがね、もっと人増やしてくれって感じです。

そんなわけで、一日遅れで帰ってきました。それにしても日本暑いっすねぇ。

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メリーランド2-4日目(2)

水曜日は午後ちょっとの時間をつかって、ワシントンのモールまで行って来ました。ゴダードからワシントンまでは、ニューカールトンって駅まで車で行ってそこからオレンジラインで30分弱です。Smithonianって駅があるので迷う事は無いでしょう(ダレス空港についた場合、後2年ぐらいたてばオレンジラインが空港まで行くのでそれにのってやっぱり3、40分ぐらい。それまでは無料シャトルで近くの駅まで行くしか無い)。

でモールでは、航空博物館に行ってきやした。前ダラスの側の別館には行ったのですがモールの方は初めて。入ってみるとやはり数では別館に劣りますが、ここの目玉はやはりアポロですかね。アポロの歴史や、月の石(みんなさわりすぎてつるつるになってしまってますが…)に触れたりとかなり有意義な時間を過ごせました。

いや、実はあたくしアポロ11大好きであります。特にアームストロング船長の有名な言葉「That's one small step for man, one giant leap for mankind」は心に染みます。たしかに偉大なる一歩っすね。この先、我々がどんな実験を成功させてどんな貴重な知見を得たとして(例えばの話でWMAPは)これを越える一歩であるだろうかと考えると、越えられねぇだろうなぁ、ってぐらいやっぱりあの一歩は人々の心を絶対的に躍らせる物があるっすわ。で、去年 NASAの売店でみつけた、アームストロング船長の最初の一歩が拡大してあるポスター、めちゃめちゃかっこよくてすぐ買ったのですが、家族に上げてしまったので手元に無いのです。もう一個欲しいのだがNASAにも博物館にも見つからず…。仕方が無いので全身が移ってるポスター2個とアポロ11のポスターを買っときました。いやぁ、でも十分かっこいいなぁ。

ちなみに、アポロ計画ですが、いや何度みても40年も前に月に行けたってのは全く信じられないっす。機材も置いてあるのですが、いやぁ、やっぱ信じられない。ちなみにがせねたかもしれませんが、なぜその後人類が月に行ってないかと言うと、当時の技術者達が総入れ替えしてしまい、しかもなんでも(若干信じがたいですが)受け継げる様な技ではなかったと、そういう話を聞きました。本当だとしたらほんと残念です。

そんなわけでは無いですが、やはり今週の一曲は(不定期すぎる)「Fly me to the moon」でしょうかね。これもしぶくていいですなぁ。

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メリーランド2-4日目(1)

今回メリーランドに来たのは、南極からの機材が戻って来ていたからでそれらを整理する(日本に送る物はコンテナにつめて、捨てる物はすてる)ためです。久々に体を動かすのでいいリフレッシュになると思いきや…。夏のメリーランドは日差しが強烈すぎ。10分作業しては建物に入ってってのを繰り返してほぼ丸2日かかりました。

それはそうと、アメリカの軍事関係の施設は非常にセキュリティーが厳しい。NASAも例外では無く一月前に申し込んでも入れるかどうかは微妙なぐらいです。今回も最初行ったら、「リストに名前が無い」とか言われて非常に焦りました。結局は受付の人があまりPCの扱いに慣れていないだけで、最終的に名前が確認されて事なきを得ましたが、そうでなかったらせっかく来たのに門前払いになる所でした。

あと今回はお世話になったテクニシャンの人にも会えたのですが、もう違うプロジェクトの仕事をしていて忙しそうでした。なんでも衛星関係。写真をみせてもらったり、実際に製作中の(テストバージョン?)パーツもみせてもらいましたが、やはり衛星は半端じゃ無いっすね。部材はおろか、ねじ一つからチェックされ許可がおりた物で無いと使えないのであります。すべての物にcertificationがついている…。話には聞いて知っていましたけれど、実際に様子をみると、かなりたいへんな事です。どうせ作業中に落としたりするからちょっと大量にストック、なんてできないわけです。いやぁ、管理体制も規模もちょっと想像できないっす。

話は変わって、GLASTデータ収集をもう始めてるらしいっす(って話を一昨日ききました)。Ormesさんって言う元NASAの宇宙線部門のトップ(2号館の2階だか3階だかの一フロアを独占してたとかしてないとか…)で、今はスタンフォードに移ったコラボレータの方が言ってました。こないだPAMELAがpositronのデータを出してたって聞いてかなり興味新々でした。ちなみにPAMELAは、今回antiprotonも出して来てましたが、低エネルギーはまだ統計が全然でした。高エネルギー側(っていっても10GeV以下だけど)にへんな構造があるっぽくも見えてここらへんは今の時代の流れともマッチして(DMって奴?)割と議論を起こすかもしれないです。でもpositoronも(比だけど)ちょっと他の実験と感じが違ってる様だし、まだもうちょっと時間がかかるかもしれないっす。

あとAMSは2010ないし11に上げるって言ってました。状況はかなり厳しいですが上げるとしたらたしかにそこ(ラストチャンス)しか無いという見方が大勢です。しかしAMSも衛星実験ですからお金がかかっていて1000億越えてますからね。上げないともったいないっす。

ちょっと話がそれてしまいましたが、やっぱNASAはかっこいいっすわ。おかげでまたNASAグッズ買い過ぎちまったっす。

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メリーランド

そんなわけで、昨日はモントリオールからシカゴ経由でメリーランドへ移動しました。シカゴからモントリオールはフライト名こそUAxxxxなんですが、運行はエアーカナダ(おかげでターミナルを移動するはめになりました)だったんですが、モントリオールからシカゴへはちゃんとUAのまま来れました。しかし、そこでみんなと話していて、僕のグレードが上がっていない(准教授はラウンジに入れるし、学生さんもポイントを使えば入れるらしい。何よりシーティングが自分だけ3とか4)のはおかしいという事になったんですが、事実なので仕様が無い。たしかに去年だいぶ乗ったはずなんですが…。しかし、昨今のニュースなどを見るにマイルももう御法度になるんでしょうかね。たしかにマイルを使うのはグレーゾーンだとは思いますが、ボーディングで優先されるとかプレミア関係は是非残して(許して)欲しいっす。

それはさておき、まぁシカゴまで来まして、そこで乗り換えてさぁメリーランドと思いつつ、朝早かったのもあってのってすぐ寝てしまったのですが、ふと起きてみるとなんだか暑い。そして外を見ると地上。あれ?着いたのかな(2時間ぐらいのフライトだと、乗ってすぐ寝て起きると着いていたって事はよくあります)と思ってよくよくみまわしてみると…まだシカゴ。どうやら東海岸の天候が悪いらしくどれくらい遅れるかもわからないとの事。くっそー、なんでこういうのにあたるんだと思いつつ、まずメンバーに借りた「半落ち」を読破。そしてDSの桃鉄10年で一位。さらに2時間遅れで飛んだのですが構わず20年版でも初めて途中まで独走。って感じで前のお子様の騒がしさにもまけず、無事到着しました。結局宿についたのが11時頃になってしまったので(カナダからの移動、ほぼ国内移動とも言える旅にも関わらず丸1日とは…)隣のマックで夕飯を食べて即寝ました。ちなみに、昼もシカゴでマックだったんですけど。食い過ぎかも

って感じで思いのたけをぶつけて見ました。

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モントリオール 続き

そんなモントリオールですが、街を歩くとやたらとSUSHI SHOPって看板が目につきます。ホテルの側にもあるし、会場の地下にもあります。で、そのSUSHI SHOPで、助六弁当的な物が7~12$くらいで買えます。まぁカリフォルニアロールってやつでしょうか、のり巻きの中にアボガドやら、天かすやらチーズやらが入っていますがこれが結構おいしい。テークアウトで気軽に買えるのもうれしいです。

せっかく来たんだからこっちの飯でも食えよって言われそうですが、そのケベック料理、ガイドブックおすすめの店が潰れていたり、予約が無いと入れなかったりでなかなか食えない。さらに昨日は川辺のレストラン街に行ってフランス料理をと思ったら、呼び込みの女性の色気に惑わされて入った所が、イギリス系のレストランで、さ、さんざんでした。そんな感じでケベック料理とやらにはありつけませんでした。

で、とりあえずトークもなんとか終えたのですが、その後すごい事が…。

何気なく会場を歩いていたら、なんとなく見た顔が…。近づいてみるとあの宇宙飛行士の向井さんがいました。って事でかなり強引に話しかけてみて、握手をしてもらい、さらに一緒に写真も撮ってもらってしまいました。まぁミーハーなもんで…。しかし、南極話にもついてくるとは…、さすがに一味違うぜ。まぁ見かけは本当に普通の人ですけど、この人が宇宙に行ったんだなぁ。

って事で宇宙関係の会議は相変わらず派手です。さすがにregistration feeが800$だけの事はあるぜ。ってか高過ぎ…。

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はじめての

って事で水曜日からモントリオールに来てます。今回は初めての海外での国際会議って事でいやがおうにもテンションがあがります。今回会場もホテルもダウンタウンに取ったのですが、…、ガイドブックに寄るとあまり観光に行くとこも無さそうです(いや、真面目にさがせばあるのでしょうが、今回そもそもホテルが会場のそばって事で動き回る動機が無かった。)。

で、町並みですが、思ったよりはきれいでは無い感じ。近くで工事があって粉塵がまってたり、会場の近くに唐人街があって若干景観を乱しています。ただ、さすがフランス語圏第2位の街(パリの次って事です)って事でわりと町並みに情緒は感じられますぜ。

って事でつづく

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出張

そんなわけで、月曜から出張。今回はシカゴ、モントリオール、メリーランドの3本立て。途中からグループメンバーと合流しますが、シカゴは一人っす。よくよく考えると一人で行くのって(一回、ワシントンまで行きましたが、それはもう住んでしばらく発ってからなので今回とはちょっと違います)初めてなのでなかなかの緊張感っす。*ってのもシカゴは大学の回りとか治安が悪いらしく、あまり暗くなってから着きたくなかったのです。

とりあえず、一通り行き方を調べて行ったのですが、いきなり地下鉄が途中工事で通行止めって所で若干あせりました。まぁ代行のバスが出ていたので事なきを得たのですが、今度はダウンタウンの真ん中でバス停の場所が分からず。結構歩いてなんとか着いたのですが、バスの中で油断した瞬間にスーツケースが転がって行って他の人にHit。割と強面のおじさんにめちゃめちゃにらまれて若干心が折れそうになりました。で、バスを降りるともう大学の側なのですが、そっから宿舎までがまた遠かった…。

宿舎は大学の端の(もう大学の外と言って過言では無い)I-house。短期だと80$ぐらいで泊まれます。部屋はベットが狭いと聞いていたのですが、今回泊まった所は割と普通でした。ちょっとほこりっぽかったけど、シャワーの出が微妙だったけど…、でもセキュリティーも割とよさそうだし、シャトルも目の前から出ているみたいだし、ワイヤレスも入っているし、まずまずだと思います。

ただ、研究所が宿舎とは対角の所にあるので、片道1.5kmぐらい歩きます。ほんと、着いた日はなんだかんだで10kmは歩いたんじゃ無いでしょうか、ほんと着かれました。今回は3日だからいいけど、もっと長い時はだんだんいやになるかも。

とりあえず、研究所では、元ボスの元ボスの人に会いました。短い会話でしたけど、とりあえずwelcomeされてよかったです。一応NorTの元学生だって事は伝わっていたみたいですが、しかし彼らの学生にしてはできが悪そうだって思われたかもしれないかも…。しかも、たぶん俺の読みだが、怒ったら怖そうだ
、ひょっとしたらN元ボスのルーツはここにあるのかもしれないっす。

そんなわけで、こりゃあ腰を据えて勉強しなければと思いつつ、モントリオールへと移動しました。ちなみに空港では早速マック食いました。自分日本では
マックは食わないのですが、アメリカだとOKって事にしてます。アメリカのはそれほどポテトもきつく無いし、何より、不健康とは思えない…。相対的にですけど。

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ビックウェーブ

やはり、先週の一大行事と言えば、iPhone発売でしょう。予約もできたり、できなかったり、発売日には入荷が無いとか、諸説流れた上での発売。いやがおうにもテンションがあがります。

で、直前の調査では我がづましもでも当日40台入荷があるらしいという情報があり、正午発売の所、朝から整理券を配るって事で、これは並ぼうと思い、前日下見に行った、所。く、くらい。なんとなくiPhone狩りにでも会いそうな雰囲気もあったので、急遽やめにして、ばーつくセンターそばのshopに変更しました。

とりあえず、途中コンビ二で栄養剤とおにぎりを調達、途中トイレに行きたくなってもいやなので、お茶は控えました。でなるたけ近くの駐車場に止めようと思ったのですが、夜は閉鎖。ショップもビルの中にあるのでどこで待てば良いか分からず、それらしい所を見つけるのに一苦労。それでも夜中1時過ぎに現場について、なんとか6番を死守しました。ちなみに、1番はもちろん某准教授。どこぞのブログで2、3時間とか書いてましたが、あまい、あまい。

そんなわけで、整理券を配る時間になったのですが、若干の心配はのぞむタイプが手に入るのかって事です。やはり黒の16Gが欲しいのですが、うわさではつくばセンター店には20台入荷予定。3で割ると6.xだから6番だとたぶん大丈夫だと思っていたのですが、係員の口から出た言葉が「本日は14台の入荷です」。ここまで並んで手に入らなかったらつらいぜ、と祈る様な気持ちで順番を待ったのですが、なんとかぎりぎり手に入りました。並んでよかったー!

しかし、やはり手に入るまでは安心できず。どこでiPhone狩りがあるかわかりませんからね。ほんと用心して帰って、また午後からの手続きに来て、無事に手にいれました。

まぁ、いろいろと言われていますが(まぁたしかに高いのは認めよう。これはとてもそこらへんの大学生がシャレで買える値段では無い。結婚している人も財布を握られているとまず無理でしょうね。)とりあえずビックウェーブにのったって事でよしとします。

ちなみにあのダースベーダのオプションは海外では結構うけます。

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まさに、巨星堕つ。

かなり時間が経ってしまいましたが(コメントにもありましたけど)、我々の業界ではまさにトップに君臨してしたとある方が先週お亡くなりになりました。直前に日経サイエンスの記事を立ち読みしていたので、いろいろ感じる事はあったのですが、実際直系でも無いわけで、なんとなくすぐにいろいろと綴るのは違うだろ(あと感傷的にもなりますし)ってな事で時間を置いていたわけです。って事でそろそろ書いてもいいっすかね。

そんなわけで戸塚さんですが、本当に衝撃っすね。NP08でも講演されてたし、なによりほんとまさに今月号の日経サイエンスで記事を読んだばかりなので、まさかこんなに悪かったとは思わなかったっす。

戸塚さんで思い出されるのは、やはりSKの再建でしょう。あの事故は対応を一歩間違えたらそれこそ本当にSKが終了するくらいの大事故でしたから。経緯や原因、対応策を全部外に明らかにしていって、そして一年で本当に再稼働まで行ったってのは本当に戸塚さんの手腕のなせた技でしょうね。SKが再建されていなければ、私もDを取る事などできなかったでしょうし、そういう意味でかなり恩恵を頂いております。ってかSKが再建せず、K2Kが最終結果を出してなければ、MINOSもあんなやすやすとFirst resultを出せたとは思えないし…、そういう意味で業界への影響は大きかったと思いますぜ。

後はSciBarに関して、コラボの後で我々の所にいらして、シンチを物珍しく触っていって「反射材は何で出来てるの?」とか質問されていったり、出来上がった直後に「はじめからこれにすればよかったのに」というメールをグループに頂いたってのも思い出です。

研究に一途に打ち込んだ壮絶な人生。ご冥福をお祈り致します。しかし丸さんも言ってましたけど、神岡の遺産ででは無く食える様になるのはいつになるのでしょうか。

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